あけましておめでとうございます。 あっという間に過ぎた2014年。振り返ってみると、 小さな小さな団体に割りには、色々なことがあったと 新年にあたり思い浮かべております。 里山保全をしようと、親指ほどの太さの笹藪を皆でノコギリで 取り除く活動を毎月…
ロンドンからコッツウォルズ方面に向かう高速道路M4で1時間ほど西に進んだところの工業タウンのスウィンドンという街のアウトレットモールの一角に、2009年にロンドンから引っ越してきた真新しいナショナルトラストの本部があります。 引っ越してくる前の…
6月25日から7月7日まで、ナショナルトラストについて、再勉強するため、イギリスに研修に行ってきました。 ナショナルトラストは、歴史的・文化的環境と自然環境を永久に残すことを目的に、「1人の人の1万ポンドより、1万人の1ポンド」を合言葉に、18…
あとちょっとだ! 9月から始まった、長期間管理放置されていた雑木林の笹刈り活動。人の指ほど太くなり、背丈も2mを超える笹藪をノコで伐り払い、その先にあると言われている、昔は使われていた通路にたどりつくまで作業を進めています。 ムクノキの黄葉が…
今年は秋を楽しむ間もなく冬がやってきました。 薪を通し、都市と農山村をつなげる薪まきネット「薪バンク」プロジェクトを進める私たちは、多くの方の参加により、荒れた雑木林をかつてのような生き物が生息する環境を取り戻しながら、ツリーハウスを皆でつ…
天高く馬肥える秋。 たわわに実った稲穂が頭を垂れ、収穫の時期を迎えました。 9月28日、私たちが活動している埼玉県吉見町の里山で、ツリーハウスプロジェクトの第1弾イベントを開催しました。 私たちは、薪を通じて都市と農山村をつなぎ、地域の活性化と荒…
里山。かつては日々の暮らしを支える燃料や畑の堆肥を得る生産場所として、人が常に関わり続け、保たれてきた自然環境。 やがて、薪や炭はガスや石油、電気に変わり、堆肥も化学肥料が主流になるにつれ、経済価値が失われ、管理されなくなってしまいました。…
8月3日(土)、イトーキ東京イノベーションセンターSYNQAで開催された公開シンポ「森の技術と安全ー森林ボランティア新時代の安全を考える」に参加しました。 森林ボランティアの増加にあいまって、間伐されずに放置された樹木も大径化したため、チェーンソ…
ボランティアの方たちと、生き物が多く生息する緑地を守る活動をしています。 夏は日ごろの活動の成果を実感できる季節です。 この日の活動は、湧水の水路に繁茂したセキショウの間引きと、広場の草刈り。 セキショウを間引くことで、水面に光があたり、トン…
梅雨が明けた関東地方の七夕。 思いっきり、夏!という晴天となりました。 東の空に浮かぶ、ベガとアルタイル。今日は織姫と彦星が無事にあうことができるでしょう。 そういえば、かつて七夕に何で笹を使うのかという質問を受けたことがありました。 日本や…
ミシミシ、ギシギシ、ググググ、ドッシーン・・・ウォー!!パチパチパチ。 ヒノキの良い香りが漂う森林で、木が倒れた瞬間、歓声があがります。 6月9日の日曜日、私たちが行っている日本の森林を元気にする活動で、都心で暮らす人たちに、山の管理の大切さ…
5月、ゴールデンウィークの頃の新緑が、たった30日間で緑が濃くなっています。 ウツギやエゴノキなど、5月の花が続々と見ごろを迎えていますが、今年は落ち着いて愛でる余裕がありません。白くて可愛らしい花をたくさん咲かせるエゴノキは、自分の好きな花の…
2月に行った、里山の若返りをするためのコナラの木の伐採イベント。 参加者全員、交代しながら大きなノコで大きな木を切りました。 イベントでは、切ったところで終了だったので、その後の作業もお手伝い頂ける参加者の方に協力いただき、3月4月に枝を払い、…
気がつけば、もう4月も終盤。年度末から新年度にかけ、バタバタしているうちに、ブログの更新も遠ざかっていました。 この時期は、意識していないと、里山のスプリングエフェメラルを見逃してしまい、翌年まで待たねばならないため、ちょっとでも時間が空い…
2月も終わりになろうとしてたところ、今年も目が痒く、鼻がつまる日々が始まりました。3月10日、東京では煙霧が舞った日曜日、西川林業地域の埼玉県飯能市の山で、知り合いのNPOのお誘いで広葉樹の植樹を行いました。ものすごい強風の一日で、風でスギ林が揺…
町田にある保育園。毎年、年長のクラスに自然体験活動を指導しています。 今日は、最後の活動日。後は卒園式での凛々しい姿を見るだけとなりました。 最後は何をしたい?今日は、子どものリクエストで行うことにし、事前に先生に聞いてもらったところ、子ど…
この数日、花粉で目がかゆい日が続いています。 今日は、町田で薪まき活動。今年度最後の伐採作業を予定しているため、里山活動をしてくれる子どもを募集しようと、事前に近隣小学校に案内を出し、雑木林のイヌシデを1本伐採しました。 子どもたちがやって…
2月17日のよく晴れた日曜日、私たちのNPOの初めてのイベント、「薪まきイベントvol.1里山復活物語」を、埼玉県比企郡吉見町で開催しました。薪を通して都市と農山村の交流を図り、自然環境の保全と地域の活性化を進めようと行っている、薪まきネット「薪バン…
この時期の雑木林の作業は、笹刈りと落葉かき。笹刈りをしないと、熊手がひっかかり、落葉かきの効率が下がるため、必須の作業です。 スプリングエフェメラル。春の儚き夢、春の妖精と呼ばれる野草たち。 雑木林の春は、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウ…
気付けば、1月も下旬にさしかかろうとしていました。毎日、バタバタ続くのは、今年も変わらないのでしょうか。。。 今日は、東京農業大学グリーンアカデミーという、成人対象の生涯学習の授業で緑が多く残る成城界隈の自然や歴史的文化財を案内。残雪の町歩…
今年の師走は、本当に走ってしまうほど忙しい毎日でした。エコプロに出展したのも一因ですが、その後の処理を含め、毎日バタバタ。おまけに、エコプロが終わって気が緩んでしまったのか、スマホを紛失してしまう始末。データが失われたことがとてもショック…
木材価格の低迷でスギやヒノキの間伐は進まず、都会では花粉症で苦しむ多くの人。ガスや石油、電気の暮らしに変わったことで雑木林も放置され、藪となって動植物が絶滅の危惧に瀕し、定期的な伐採が行われず太くて大きくなったコナラやクヌギは、ナラ枯れ病…
いよいよ、落葉かきのシーズン。 雑木林では、コナラやクヌギ、イヌシデなどの落葉が地面に毎日降り注いでいます。これからの数カ月、せっせと落葉をかいて、腐葉土づくりの日々です。時には子どもたちと、時にはご年配のボランティアの方々と。溜めた落葉は…
何故か、人気のいないお寺や神社を訪れると、心が落ち着きます。 しんと静まり返った空間だけでなく、目に見えぬ何かに包まれているような感じがしてなりません。 晩秋の休日、十数年ぶりに烏山寺町を散歩してきました。 ここは、関東大地震によって上野周辺…
いつもの通り道をちょっと変えたら、とても素敵な風景と出会うことがあります。 先日、気分を変えて違う道を曲がった先に、美しい洋館が目の前に現れまました。 空色の南京下見板張り、白い窓枠、屋敷周りの木々の緑、そして秋空。とても奇麗なコントラスト…
日に日に秋が深まってきました。里山では烏帽子の形が可愛らしいけど、全草猛毒のヤマトリカブトが咲いています。 今年の秋は、ドングリが多いように感じます。成り年でしょうか。たくさん成ると2年間はあまりできません。もしかしたら、来年もっと成るかも…
ヨメナが咲き、あの夏の猛暑が嘘のように、朝方の冷気で目が覚めます。雑木林では、タマゴダケが白い殻を破って赤い傘を開いています。秋です。 自分たちが活動している緑地で、9月~11月に5回ほど、都立高校2年生の「奉仕」の授業を受入れ、草刈りや…
萩の花が秋の訪れを伝えています。 山で過ごした赤トンボも里に下りてきてました。飛びつかれたのか、じっと休んで近づいてもまったく動きません。 世田谷区岡本にある、区立岡本民家園。江戸時代の農家の古民家が移築され、公開されています。ここは、家は…
世田谷ではとても貴重なゲンノショウコが咲き始めました。この辺では珍しく白では無く赤い花。この草を食べると病気が治るとう「現の証拠」が名の由来。植物は食べて美味しかったり薬になるものもありますが、中には死にいたらしめる毒を持つものまで色々あ…
ブルーベリーの実がたわわに実り、コスモスが咲き始めるのを見ると、暑かった夏も終わりに近づいた感じがします。里山ではシオカラトンボが姿を消し、アキアカネが群れをなして野原を飛び回っています。 今日も、町田市成瀬の林で、子どもたちと生き物探し…