女子力~ツリーハウスプロジェクト#3~
あとちょっとだ!
9月から始まった、長期間管理放置されていた雑木林の笹刈り活動。人の指ほど太くなり、背丈も2mを超える笹藪をノコで伐り払い、その先にあると言われている、昔は使われていた通路にたどりつくまで作業を進めています。
ムクノキの黄葉が奇麗な12月9日、3回目となる笹刈り作業を行いました。今回は、私たちの活動を紹介いただいた記事を読んだ方や、イベント参加されたリピーターなど5名が参加。遠くは千葉県から車で駆けつけた方も。なんと4名が女性。スタッフを含め、男性2名、女性5名での作業となりました。里山保全活動も、女子力の時代になってきたのでしょうか。
さっそく森に行き、手入れしたところと放置されたところを見比べ、地面に光が入ることにより、多様な生物の生息環境が育まれることなどを話しながら作業を開始。横一列に並んで笹を刈り進む作業を2時間ほど行いました。そろそろ作業を止めてお昼にしようとした時、半信半疑だった通路らしきものが突然目の前に現れてきました。ゴールが見えたとたん、疲れてお腹も空いていましたが、あとちょっと!という空気が流れ、予定より30分オーバーしましたが、とうとう通路まで刈りつくすことができました。やり遂げた爽快感は格別なものです。今後はさらに横方向の笹を刈り広げていく予定です。
お昼は、前回の活動で作ったロケットストーブで、地元野菜を使った煮込みうどん。
吉見町で評判のうどん屋さんから仕入れたうどんを入れて煮込みました。千葉から来た参加者からは、手作りケーキが振る舞われ、デザート付きのランチとなりました。こういう気の利いたことも女性ならではのものです。
午後はお楽しみタイム。今回は一斗缶で燻製器を作りました。
皆で手分けして缶に穴をあけ、一斗缶サイズに網をつくり、網2段の燻製器が1時間ほどで完成。
さっそく桜のチップでベーコン、茹で卵、チーズ、ソーセージを乗せて燻すと、ほどなく白い煙が立ち上がり、30分ほどで蓋をあけると、こんがりと良い色に仕上がっていました。
なんとも香ばしい味。ワインにぴったりです。ケーキと燻製、ワインの幸せなおやつタイムとなりました。
お酒を飲まなかった参加者は、腹ごなしに薪割りを行いました。
午前中は作業、午後はお楽しみというスタイルでゆっくりですが活動を進めています。月に1回ほどの活動ですが、都会の暮らしでは味わうことのできない、スローな里山時間を楽しんでいただければと思っています。
次回の活動は、いよいよ冬のメインイベント。1本のコナラを、大きなノコで交代しながら伐採します。