薪割り機
いよいよ、落葉かきのシーズン。
雑木林では、コナラやクヌギ、イヌシデなどの落葉が地面に毎日降り注いでいます。これからの数カ月、せっせと落葉をかいて、腐葉土づくりの日々です。時には子どもたちと、時にはご年配のボランティアの方々と。溜めた落葉は腐葉土となり、カブトムシの幼虫たちのご馳走になります。
落葉が積もっている地面は暖かそうなのですが、それは表面だけのこと。地面は濡れた落葉で冷たく湿っています。落葉をかくと、地面に太陽の日が射し、地温が高くなることで植物たちが活動をはじめます。
腐葉土を作るために落葉をかくことが、カブトムシや野草の生息環境を作っているのです。
また、冬は森の若返りをするための伐採シーズンでもあります。みんなで大きなノコでゆっくり切り倒し、シイタケの菌を打ったり、薪を割ったり、やることが沢山です。
先日の町田の活動では、子どもたちは薪割りにチャレンジしました。とはいっても、一人でやるのは5年生以上。斧を持たせ、自分が後ろから手を携え、狙うところや足の位置を確認したあと、一人で振り下ろします。簡単なようで狙いが外れて割れません。スイカ割りじゃあるまいし、両目を開けてても外してしまう。それでも、時々うまく薪が割れたときには、とびきりの笑顔が弾けています。それにしても、1回斧を振り下ろすのに3分くらい時間がかかってしまい,、埒があきません。
こんな調子だから、昨年伐採した木の薪割りが進まず、林の縁は丸太が山積みされています。今年も伐採する時期に来てしまい、去年分の薪割りを少ないスタッフの人力でやるのかと思い悩んでいたところ、ふと「薪割り機」に気づき、ネットで調べて18900円で購入しました。
とても軽い手押しの油圧シリンダーを伸ばし、薪を割る。シンプルだけど、斧を使うより安全で疲れず、しかも簡単。こういう機械に子どもは夢中になるんですよね。これで作業効率が一気にアップすることでしょう。きっと。。。
13日の木曜日から15日の土曜日まで、東京ビックサイトで行われる、エコプロダクツ展2012にて、自分たちの活動紹介と、この機械で薪割り体験してもらうブースを出店します。
時間があったら、是非お越しいただき、ウォーリーを捜せのごこく、広い会場内からこの薪割り機を見つけ出してください。とびきりの笑顔でお出迎えします。