ドングリ遊び
日に日に秋が深まってきました。里山では烏帽子の形が可愛らしいけど、全草猛毒のヤマトリカブトが咲いています。
今年の秋は、ドングリが多いように感じます。成り年でしょうか。たくさん成ると2年間はあまりできません。もしかしたら、来年もっと成るかも。
毎月2回、町田の雑木林で学童を対象に行っている里山キッズ活動。今回は雨の日のプログラムのクラフト用に、みんなでドングリ拾いを行いました。
林の中には、大きなコナラのドングリがあちこちに落ちていて、どれだけ多く拾えるか、ドングリ拾い競争になり、みんな一生懸命に拾っています。
わずか15分で、たくさんのドングリが拾え、ゴミを取り除いたら、一度茹でてドングリの中に入っている虫をやっつけ、乾かします。でも、こんなに沢山拾えたので、せっかくだからその場でドングリ笛を作ることにしました。
ドングリのお尻の部分をコンクリートの地面で擦り、中身を釘でほじくり、釘の頭で中身を全てかきだします。
口の下にドングリの殻をつけ、息をふきかけると、ピーっという音が出ました。
一人が笛を鳴らせると、もうみんな夢中になって中身のはじくり作業。また一人音が出て、ほかの子どもは焦っています。きれいに中身を出せても、音が出ない子どもは真っ赤な顔をして息を吹きかけています。
とても簡単な自然の素材を使った遊び。笛を吹けた子どもの勝ち誇った顔と、保護者が夢中になっている姿を見つつ、自分が子どもの頃は、季節ごとに植物の花や実を使って色んな遊びをしていたなと思いながら、思わずほほ笑んでしまいました。この子たちが大人になったとき、自分の子どもと一緒にドングリ遊びをしてほしいと願います。
さて、9月の活動で仕掛けたスズメバチトラップを回収すると、期待通りにオオスズメバチが入っていました。
6か所しかけたうち、3か所だけしか見ませんでしたが、スズメバチの形が崩れているのも含め、20数匹がトラップにかかっていました。昨年よりちょっと少ない気がしましたが、今年の猛暑と関係しているのでしょうか。
先月、このブログでスズメバチトラップを紹介しましたが、お読みいただき試された方がいらっしゃいましたら、是非報告いただければ嬉しく思います。